☆☆ 貸借対照表(B/S)のバランスとは? ☆☆
爆発 2: ポイント
 
 
  貸借対照表とは会社のお金の調達や運用の状況を示す  
  決算書です=Blance Sheet(B/S)ともいい、表左右の 雲形吹き出し:  第三者からの資金調達

    → 負債となる
 
 
  バランスがとれるようになっています。  
 
つまり簡単にいうと        
  資 産 資 本    
         
       
       
 
その内訳をみると  
      他人資本  
資 産 資 本    
      自己資本  
      雲形吹き出し: この場合の資本とは単に「資本金」ではなく、資産と負債の差額と考えた方が理解しやすいでしょう。ここには利益も含まれてきます。
 
 
       
 
すなわち  
  資 産 負 債  
    資 本  
 
 
 
その内訳は  
資 産 流動資産 負 債 流動負債
  固定資産   固定負債
    資 本
     
     
     
     
     
その内訳をもう少し小さくしてみると    
     
    当座資産:既に実現した売上の債権&現預金  
    棚卸資産:将来の売上高に対応する原価がプール  
   
テキスト ボックス: 負債
 
   
         
テキスト ボックス: 資産
 
流動資産 当座資産 流動負債  
    棚卸資産 固定負債  
  固定資産 有形固定資産 資本金  
    無形固定資産   準備金
    投資等 利 益 剰余金
        未処分利益
         
         
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
では実際に貸借対照表を見てみましょう  
     
         
<  貸 借 対 照 表  >  
株 式 会 社  A     平成  年 月 日現在  
資 本 の 部   負債及び資本の部   コ メ ン ト
科目   科目    
     
【流動資産】 【219,624,521】 【流動負債】 【58,059,135】 会社に今どれだけの財産があるのか
現金 132,853 買掛金 46,298,209 簡単にいうと、お金などの資産と
当座預金 72,572,312 短期借入金 9,743,447 と借金などの負債がどれくらいあり、
普通預金 8,073,604 未払金 1,205,435 その差が正味の資産(資本)となるのです。
定期性預金 53,707,172 預り金 812,044  
売掛金 85,651,249      
商品 205,000 【固定負債】 【14,000,000】 ちなみに簿記では
貸倒引当金 △717,669 長期借入金 14,000,000 左側:借方
        右側貸方
【固定資産】 【22,818,145】 負債合計 72,059,135 といいます。
(有形固定資産) (8,556,894)     お金の貸し借りの意味ではありません。
建物附属設備 52,660 【資本金】 【10,000,000】  
車両運搬具 8,082,022 【法 定 準 備 金】 【2,500,000】  
工具器具備品 422,212 利益準備金 2,500,000  
(無形固定資産) (200,000) 【剰余金】 【157,883,531】  
電話加入権 200,000 別途積立金 115,000,000  
(投資等) (14,061,251) 当期未処分利益 42,883,531  
出資金 432,000 (うち当期利益) (41,141,009)  
保険積立金 8,377,251      
預け金 252,000      
保証金 5,000,000      
    資本合計 170,383,531  
資産合計 242,442,666 負債・資本合計 242,442,666  
  (注) 1.有形固定資産の減価償却累計額  
    2.1株当たり当期利益 円 銭  
         
☆貸借対照表の「資産の部」は上部と下部で見分ける
貸借対照表には上から、「流動資産」「固定資産」「繰延資産」等の順番でならんでいます。
流動資産の代表的なものとして、「現金」や「預貯金」。簡単にいうと現金に近い順に並んでいるともいえます。
では資金繰りだけを考えるとき、「流動資産」「固定>資産」どちらが多いほうがいいのでしょう?
一見固定資産が多いほうが楽なように思いますが、「資金繰り=お金」と考えると、固定資産は評価の上下が激しく
また、換金するのにも時間がかかります。その意味で上の方が多いほうが財務内容がいい(=お金の回りがいい)
会社ということができます。
☆だまされやすい!繰延資産のワナ  
試験研究費などの費用はひとつの商品を開発するためにかかった費用です。たいていの場合、この研究が成功して初めて
商品化が実現できるのですから、先にかかった費用であっても、今後の利益に貢献するものです。その前払いした費用を
将来に渡って償却(費用化)しようというもの。ですから実際には先に払った費用の残高です。ですからこの金額が多い場合は
注意が必要。もし全額を経費計上したら、どうなりますか?
☆ 正味運転資金とは?     
流動資産-流動負債=正味運転資金
流動資産短期に支払うべき負債を差引いた額です。
この金額が大きいほど、資金繰りは楽になります。
住宅ローン等と同じで、設備投資など金額の大きな負債は長期で借りるのが通常です。
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